いつかの君と
2006.09
2006年9月、第五回本公演として、ウッディシアター中目黒にて上演。親子の絆を中心に、友情・夫婦の愛情を描いた作品。劇団では初の試みとなる、大久保慶以外の脚本・演出。
-STORY-
相沢遥は、幼なじみの柳瀬和幸と結婚間近。遥の父・相沢進一は、娘の結婚式のスピーチがなかなか書けず、いつもの公園で頭を悩ませる日々。そんな進一をからかう和幸の母・和代と、父・幸広。遥の母・早苗も含め、両親たちもまた幼なじみ同士。だがその早苗は、遥がまだ12歳の頃、病気で亡くなった・・・。
互いの子供達が結婚することを、二人が幼い頃から夢見ていた早苗・・・その夢が現実となることを、改めて喜ぶ幸広と和代。だが、早苗の死は、幼かった遥と進一の間に深い傷を残していた。なかなか向き合うことができない父娘を、そっと見守ってきてくれた幸広・和代夫婦に支えられ、進一もまた、戸惑いつつも感慨を深めるのであった。一方遥は、後輩・高山かおりと偶然再会。現在は介護施設で働いているというかおり。姉兄のように慕ってきた二人の結婚を心から喜んだ。ところが、順調に思えたその結婚に問題が!結婚を前に、和幸が突然、姿を消してしまったのだ。いったい和幸に何が起こったのか?動揺する遥。すると幸広が、進一と遥に意外な真実を語り始めた・・・。子を想う親の気持ち・・・親を想う子の気持・・・。互いを想うがゆえに、すれ違う不器用な心・・・。それでも、変わりえぬ確かなものは・・・“家族”という“絆”。
劇団Birthがお届けする、ぬくもり第5弾!!
すべての家族へお届けする、劇団Birthのぬくもり第2弾!!
【脚本・演出】いとう 信彦
【キャスト】
大久保 慶 狩俣 咲子 北川 伸太郎 塩見 淳史 色摩 由維 竹内 理恵 三浦 宏一 山形 照美
【照明】小坂 章人 【音響】河合 恵美子(株サイマル・テクニカルコミュニケーションズ)
【舞台美術】尾花 宏行 【宣伝美術】小田木 彩 【舞台監督】伊藤 清一
【制作/企画・製作】劇団Birth