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​風咲き花

2004.08
 
 
2004年8月、第二回本公演として王子小劇場にて上演。
沖縄のとある一家を舞台に、”家族” ”命”の二大テーマを描いた、劇団の代表作!
風咲き花①
風咲き花②
風咲き花③
風咲き花④
風咲き花⑤
風咲き花⑥
風咲き花⑦
風咲き花⑧

-STORY-

沖縄県の、とある島。養豚場を経営する父・宮城一徳と、島の唯一の助産婦である母・良江、一徳と共に養豚場を賄う息子・大介、プロダンサーを目指す娘・里子の4人は、いつもと変わらぬ日々を送っていた。そんなある日、東京から「百合」と名乗る一人の女性が訪れる。突然現れた都会人に、驚いた一家が事情を尋ねると、以前仕事でこの島を訪れた父から、「宮城」という民宿があることを聞き、観光に来たのだと言う。確かに宮城家は、一徳の父の代まで民宿を営んでいたが、訳あって遠の昔にたたんでいた。あいにくこの島には、他に民宿と呼べる所は1軒もない・・・。行くあてを失い、途方に暮れる百合を見かねた一家は、彼女の滞在を迎え入れることに。こうして百合の、島での一週間が始まった・・・。そこには沢山の出会いが待っていた。島をこよなく愛する農家の主・真壁耕太と、身重の妻・多枝、何よりも“平和”を願う駐在・東風平晴男、里子に想いを寄せる“何でも屋”の息子・渡久地学。島に生きる様々な人達に触れ、そのあたたかなぬくもりに包まれていく百合。だが実は、彼女がこの地を訪れたのには、大きな理由と目的があった。

『・・・私はなぜここに在るのか・・・』

なかなか本当のことを切り出せぬまま、知ってゆく「家族」の問題・・・。いつか島を出て東京に行くことを夢見る娘と、それを許さぬ父。生活が苦しくとも今あるものを大事にする父に対し、島の将来を考え発展を求める息子。そしてそんな家族を、真摯に見守り支える母。それぞれの想い・・・必死な“家族”の姿を目の当たりにしてゆくうちに、やがて百合は“ここに来た本当の理由”を話すことを決意する。だがその時、突然産気付き、動けなくなってしまった多枝が運ばれてくる。苦しむ多枝の手をしっかりと握る百合。それに応えるかのように、必死に闘う多枝。

“生きて!”

『 確かに感じる・・・私の中に  聴こえる・・・あなたの声が  あなたがいたから 私は今・・・ 』

百合の中に、今まで感じたことのなかったぬくもりが・・・。

親から子へ、子から親へ。

すべての家族へお届けする、劇団Birthのぬくもり第2弾!!

【脚本・演出】大久保 慶

 

【キャスト】

sola

 山形 照美 三浦 宏一 武藤 育子 秋葉 大介 瀬川 夏未 赤座 浩彦 久我 千代 寿々木 智之 川辺 祐児

umi

 狩俣 咲子 北川 伸太郎 竹内 理恵 大野 敏之 色摩 由維 塩見 淳史 三浦 友美 鈴森 勘司 菊地 武士

 

【照明】小坂 章人 【音響】河合 恵美子 【舞台美術】尾花 宏行  【宣伝美術】大久保 一彦 

【スチール】星 ひかる 【舞台監督】伊藤 清一

 

【制作/企画・製作】劇団Birth  【協力】王子小劇場 サエラ TEAM OBANA

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